携帯電話の分割払いも注意が必要
携帯電話は、日本では通常、通信会社との契約と一緒に購入する仕組みになっています。
最近はスマートフォンが台頭していますが、スマートフォンは数万円から10万円超もする機種がほとんどです。
新規購入や機種変更をするときに、高額の機種代金は負担に感じる人も少なくないでしょう。
その為、現在では通信料金と合わせて機種代金を分割で支払う方法が一般的となっています。
月々の通話料金と合わせて払うことで、機種代金を割り引きする通信会社もあるので、一括払いよりお得に感じられ、利用者は増えています。
多くは契約を解除できない期間が設けられ、通信会社はその期間の通信料金の収入が確約する為、このような仕組みがなりたっているのです。
このような販売方式は、割賦販売法といいます。
分割で返済するというのは、信用によってなりたっている契約ですので、延滞すれば当然信用に傷がつきます。
携帯電話の料金を滞納すると、機種代金の返済も延滞するということになります。
これを何回か繰り返すと、個人信用情報機関のブラックリストに載ってしまうのです。
また、学生を支援する為の奨学金制度を利用している人で、6ヶ月以上滞納している人は18万人もいると言われています。
この場合も、延滞が9ヶ月以上の人はブラックリストに載っています。
お金を借りる契約をしているという感覚が薄いと、返済についても軽く考えてしまいがちです。
生活資金が足りないからと後回しにしたり、ちょっとくらい遅れても後で支払えば問題ないと思っている人は、意識を変えることが必要です。